顔面、顎、咬合、歯の医科・歯科の統合治療

 
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三田分院
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2003年 初版
2005/07/10改訂
2007/01/10改訂
2009/09/10改訂
2010/03/08改訂


治療の流れ
顎変形症治療の流れ
  顎変形症では、上アゴや下アゴの位置がズレているため、歯の矯正だけでは美しい顔とよい咬み合わせにはなりません。顎変形症ではアゴの位置を変える手術で、顔の形態修正と歯の咬み合わせを正しくする根本的な治療が必要になることがあります。  
治療計画
 

ミリ単位の精度が要求される手術なのでまず詳細な手術計画が必要です。患者さんの頭部のエックス線写真と口の中の模型をとり、どこをどのように動かしたらよいか検討して、必ず模擬手術を行います。 

患者さんと検討(インフォームド・コンセント)を行い、各患者さんにとって最良のプランづくりを行います。

顎変形症のインフォームド
コンセント

手術前矯正治療
  プランに従い歯の矯正を開始します。 アゴの骨を移動させた時、上下の歯が、ピッタリ咬み合うように矯正治療を行います。3 〜12カ月の期間が必要です。  
手術前準備
 

手術によりますがあらかじめ自分の血液を採取することがあります。術前4週に自己血を400g採血します。

自己血輸血(自分の血液による輸血)では輸血後合併症、感染症、免疫反応を起こすことがありませんので、最高に安全です。

 
全身麻酔
 

手術は全身麻酔により行いますので、手術中意識はなく、痛みもありません。

 

手 術
 

手術の方法は、口の中からアゴの骨を骨切りして移動させます。1〜3 時間の手術です。術中、種々の方法により、予定通りにアゴが移動したかを確認したり、Eラインや黄金分割をチェックしながら行います。
手術は口の中で行われるため、外表面皮膚に傷がつくことはほとんどありません。

 
     
手術直後
 

手術直後、95%以上の患者さんは口を開くことが
可能で流動食を口から食べられます。会話に不自由はありません。
入院期間は4泊5日以内です。

顎変形症手術後直後
顎変形症手術後

手術後処置
 

骨切り部分はチタンおよび吸収性材料のプレートやネジで、骨接合しま
す。骨切りした部分は、6週間で骨が癒合し4カ月以後に金属プレートや
ネジを外す小手術(オトガイ形成、微調整)を必要に応じて行います。 

 
術後矯正
 

各患者さんにとって最良の咬合に仕上げるため、術後矯正治療を行います。

 

 

患者さんの希望により、目(二重瞼、目頭の切開など、鼻(隆鼻など)、顎(エラ取り、オトガイ形成)などの美容外科、および審美歯科治療も当院で承ります。

 
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